もう20数年前ではあるが、大学1回生のころである。
京大CARPというサークルに勧誘された。
京大原理研究会、統一教会の一部隊である。
当時の大学1回生はいかに飯をおごってもらうかがステータスなので当然ついていった。
怪しい人たちにはそれなりに怪しい特徴がある。
<2人組で声をかけてくる>
怪しい人たちは単独では行動しない。
2対1、まずは数的優位を作り出す。戦略家。
<無駄に笑顔>
怪しい人たちは無駄にニコニコしてる。
警戒心を与えないために笑顔。笑顔過ぎて怪しい。
タイ入国の話でも触れたように、無駄に笑顔の人間は怪しまれるので、大体入国審査で
引っ掛かり別室へ連れていかれる。
<部室は一軒家>
勧誘されて連れていかれたのは吉田神社の南の辺りにある一軒家。
喫茶店とかメシ屋とかに行くかと思ったらまさかの一軒家。違和感。
まず気になったのはこの家を借りているのかということ。
学生の身分で家賃を払っているだけの資金力。
<ウェルカムドリンクはコーヒー牛乳>
2階に通されまず出されたのはコーヒー牛乳。カフェオレではなくコーヒー牛乳。
普通は、コーヒー、コーラ、お茶とかそういうやつ。違和感全開。
ちなみに自分は牛乳飲むと腹壊す。
<出された手料理は豆腐メイン>
「ごはん食べていき」と言われたので、当然いただくことに。
出てきた料理はほぼ全て豆腐料理。違和感マックス。
精進料理か、とは思ったが出されたものはすべて食う主義なので全て食った。
味は薄かった。
<合宿に誘われる>
とりあえず合宿に参加しろという。
合宿は“とりあえず“で参加するもんではない。
たいして知りもしない人間となぜ合宿に行かないといけないのか。
合宿の内容も説明されたが覚えていない。クソつまらん内容だったのだろう。
この合宿の話の段階でこいつらが胡散臭い集団だとは確信していたので、おそらく合宿で叩き込まれるんだろうなとは思った。
カルトにしては意外とあっさり解放されその日は帰った。
翌日だったか2,3日後だったかは忘れたが電話があったが無視した。
着信はその1回だけだったのであきらめも早かった。
個人的には何もされていないので特に良いも悪いもなく、ただ世間の感覚とはズレた変な集団という認識である。
一般的には今話題のカルト関連組織なので要注意集団なのだろう。
今も存在しているのだろうか。