タイでコロナ感染するとこうなる その2

2022年08月20日

HUA CHIEW病院、そして隔離

 翌朝ホテルをチェックアウト、どうやら病院へはタクシーを手配してくれるようだ。

 病院到着、受付的な所で問診的なことを受けなんやかんやあって隔離ホテルへ。

 隔離ホテルに到着すると外観は廃墟のよう。どうやらもう営業していない廃ホテルを隔離ホテルとして使っているようだ。

 受付的なとこで待っているとホテルのスタッフらしき人に201号室案内される。が、部屋に入ると違和感しかない。

 部屋はそこそこ広い、が何もない。まず電気が付かない、ブレーカーが落ちてる。ブレーカーを上げて部屋を確認。ベッドにシーツがない。エアコンのリモコンがない、テレビのリモコンがない、水がない、何もない。そして何よりWi-Fiのパスワードがない。

 おそらく後で持ってきて自分でセッティングするシステムかと思い15分ほど待つが音沙汰なし。まあタイやからしゃーないかと思い、さらに15分ほど待つが音沙汰なし。明らかにおかしいやろと思い、フロントに電話。

 するとスタッフがやってきてトイレットペーパーと水だけ届く。そして帰ろうとするので、ちょっと待て、と。「エアコンのリモコンは?」と言うと、椅子に上って本体の電源付けてこれでええやろみたいな顔しよる。温度調整どうすんねん。

 また帰ろうとするので、ちょっと待て、と。「Wi-Fiのパスワードは?」と言うと、上司らしき人物に電話をし始めた。上司と直でやり取りすることになり「Wi-Fiのパスワード教えてくれ」と言うと「ドアか壁に貼ってあるから探してみろ」と言う。どこにもない。「どこにもないぞ、てゆーかこの部屋なんもないぞ」と言うと、ここで向こうも察知したようだ。「221号室に移れ」とのこと。

 221号室はさっきと違って最低限のものは揃っていた、ように見えたが実際は足りないものばかり、詳細は後ほど。明らかにさっきの部屋どう見たっておかしいんやから案内したやつも気付けや。

 ここから10日間(PCR検査日を初日とするため実際は9日間)の隔離生活が始まる。


10日間隔離システムを考え出したやつしばきたい

 隔離2日目辺りから咳と鼻水が激しくなってきた。咳のせいで毎日1,2時間ぐらいしか寝れない(しかもベッドで寝るとさらにひどいのでソファで座った状態寝る)のでとにかく1日が長い。

 機内での時間潰し用にタブレットを持っていたので動画は快適に観れるのが唯一の救い。タブレットはモノによってはクソ安いので一台持っていくといいと思う。

 あと、たまたま漫画アプリでワンピースが40巻分ぐらい無料になっていたのが助かった。1日100話をノルマにしたので、かなり時間を潰せた。

 隔離中の食事は毎日3食決まった時間にドアの前に置かれる。ガパオとかタイカレーとかの米+おかず系が50%、おかゆとか米にスープかけて食うみたいなやつが50%といった感じだろうか。基本的に一日中ほぼ動かないので全く腹が減らない、3食はかなり多く感じる。かつ、スープかけ系は正直うまくないので後半は全部残した。

 食事関係でつらいのは、甘いものが一切出てこないことだ。別に甘いものがないと死ぬという程の体質ではないのだが、さすがに10日間も糖分を断たれると結構こたえる。

 設備関係での問題はアメニティ用品が一切ないこと。シャンプーがないので熱めのお湯で湯シャン、歯ブラシがないので持ってたリステリンで乗り切る、洗濯は洗面台で水のみで洗う。あ、あとタオルもない。ムエタイ練習用に現地で調達してたタオルがなかったらシャワー後は全裸で全身自然乾燥である。そういえばドライヤーもなかったわ。フロントに言えば多少のものは調達してくれそうな気もするが、その時はなぜかそんな発想がなかった。

 1日1950バーツもとるくせにサービスがすこぶる悪い。